処刑ライダー
1986年 アメリカ
ジャンル/カーアクション
監督:マイク・マーヴィン 出演:チャーリー・シーン、ニック・カサヴェテス、シェリリン・フェン
始めに断っておくけど、この作品はすごく面白いです。
アリゾナの田舎町を舞台に、バリバリ(死語)の改造車が勢揃いし、爽快なカーアクションを繰り広げる。
登場人物も見事に映画の雰囲気にフィットしまくりだし、何よりチャーリー・シーンが格好良い!!
今のような派手さは無いけど、娯楽映画としては一級品の完成度が高い作品です。
でも肝心のストーリーがぶっ飛んでいます。
不良集団に殺されて恋人まで奪われた青年が、全身黒の覆面ライダーとなって復讐に現れます。
ライダースーツを脱いだその姿は、当然殺された青年そのまんまです。
もちろん青年は自分から正体を明かすはずはありません。
ここまでは良いんです。
問題はその次。
なんとこの青年の姿を見た元の恋人や弟、不良集団の連中は全く不思議に思わないのです!
いくら何でも死んだ青年に超そっくりの男がそのままの姿で目の前に現れたのに、
たいして驚きもせずに、別人として扱われるのです!
自分の恋人だった男が目の前に現れたんですよ!?
実の兄の顔がそこにあるんですよ!?
殺した相手にそっくりなんですよ!?
繰り返しますがこの映画は面白いです!でも・・・