スーパーノヴァ
2004年 アメリカ
ジャンル:SFパニック
監督:ジョン・ハリソン 出演:ルーク・ペリー、ティア・カレル、ピーター・フォンダ
太陽の暴走による地球壊滅の危機を描いた壮大なSFパニックアクション作品。
ノーベル賞科学者であるシェパード博士は、偶然にも太陽の異常な運動を確認するが、その後忽然と姿を消す。
博士の失踪事件を追っていたニュース・レポーターのローリーと天体物理学者のリチャードソンも、
事件の裏に太陽の謎の動きが関係しているのではと推測する。
同じ頃、政府も地球が未曾有の危機にさらされているという情報をキャッチ。
どうやら太陽が地球に異常接近しているらしく、やがて、急激に温暖化が進み、異常気象が各地で頻発する。
…と、パニック映画好きにはかなり興味をそそられる内容なのだが…
太陽の異常で地球に何度も火の玉が降り注ぐシーンなどは度派手で良いと思うのだが、
それに対して地球では打つ手無しといった感じで物語が進行して行くので、
簡単に言うと、災害→パニック→どうにもならない→災害→パニック→どうにもならない…の繰り返しなのだ。
それだけでもしつこいと感じるのに、更には主人公の家族が脱走した凶悪犯から逃げ回るという、
ストーリーと全く関係のない事も起きるから困る。
もっと脚本を凝縮すれば済むのに、174分(DVD2枚組)という無意味な長さが怒りを誘う。
しかも、最後にはとんでもないオチが待ちかまえている。
「ここまで延々とこの映画を観てきたのは何だったんだ」…と言う程に…