変態男
2004年 ベルギー、フランス
ジャンル:スリラー
監督:ヴィンセント・ラノー 出演:カルロ・フェランテ、クリスティーン・グルロワ、ステファン・リベルスキー
あの「変態村」に続くベルギー変態シリーズ第2弾。とは言うものの原題はOrdinary
Man(平凡男)であり、いくら便乗商法とは言え、日本で勝手に「変態」に変えられてしまったのだから悲惨である。
ごく平凡なセールスマンのジョージは、ある晩に男を殺害してしまう。それを目撃した恋人を殺すことも逃がすことも出来ずに、その恋人の声帯を切って喋れなくした上で監禁する。監禁する場所は、なんと自分の愛車のトランク。どう考えてもすぐにバレそうな所に平気で監禁するところも無理があるが、監禁された恋人もいくらでも逃げられるチャンスが到来するのに、ジョージに対して従順に監禁され続けるのだからメチャクチャである。
しかもその恋人の失踪を追う刑事のコンビがホモで恋人同士という、ストーリーとまったく関係のない無意味な設定がすごい。まさか主人公じゃなくて、このホモ刑事コンビの方が「変態」だったのか!?
っていうか、この手の作品って万が一でも大きな話題になれば、ブレアウィッチの時みたいに今度は「変態女」とか「変態山」とか、次々便乗ものが出て来そうな予感・・・